バーネット法 (Burnett Method)の解説:使い方、メリット・デメリット

2021年 04月 20日
2023年 06月 18日

こうしたカジノ攻略法の中には、理解するのも難しいものもありますが、今回お伝えするバーネット法(1326法)は誰でも覚えられるシンプルな攻略法です。経験値の高いプレイヤーも使っていますが初心者にもおすすめなので、ぜひこの機会に覚えておいてください。

バーネット法とは

バーネット法では、勝った時の次回ベット額(倍率)があらかじめ決められているので、連勝した時に効果を発揮する攻略法です。いっぽうで、負けるとリセットするため大きな損失を防ぎ、損益をセーブする事もできます。

連勝時のベッド額を1倍→3倍→2倍→6倍の順に賭けるので1326法とも呼ばれます。海外でも1-3-2-6 systemという名で使われている戦略です。

オンラインカジノの勝利戦略としてのバーネット法

初めてプレイするゲームでも、バーネット法に基づいてプレーすれば、一気に資金を失うことは避けることができます。また、実際にカジノで何らかの勝利戦略を試してみると分かりますが、運任せだけではなく、攻略法を使うことで、ゲームをより広角的に楽しむことができるようになります。

実際、本場のランドカジノではメモを取ったり紙に計算したりするのは制限されているところもあります。また、本場カジノで大勢の人がプレイしている中、雰囲気的に飲まれてしまいせっかく覚えた攻略法を使えなかった…ということもあり得ます。

その点、オンラインカジノでは周囲を気にすることなく、紙に書いたり、メモを見ながらプレイしても問題ありません。カジノの攻略法はオンラインカジノで実践してみるのが圧倒的におすすめです。特に、バーネット法のようなマイルドな攻略法を利用するのは、初心者の多いオンラインカジノに向いているといえます。

バーネット法の使い方

どんな攻略法もそうですが、バーネット法は正しく理解して使わないと、効果が得られずに損してしまう場合もあります。
実際に利用する前には、必ずルールを頭に入れておいてください。

まず、バーネット法を利用できる条件ですが、バーネット法が有効なのは以下の条件が揃っているゲームです。

  • 勝率が50%(1/2の確率で勝てることが分かっているゲーム)
  • 配当が2倍

したがって、ルーレット・バカラブラックジャック・シックボーなどのゲームに適応できます。
では実際にルーレットでバーネット法を実践したらどうなるか見ていきましょう。

ルーレットでバーネット法を検証

ルーレットの様々な賭け方の中で、以下の方法にバーネット方が使えます。

  • 赤・黒(レッド・ブラック):ボールの落ちる場所が赤か黒かを予想
  • 奇数・偶数(オッド・イーブン):ボールの落ちる場所は奇数か偶数か予想
  • ハイ&ロー:ボールの落ちる場所が19以上か18以下かを予想

ルーレットで注意していただきたいのは、アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いです。

ルーレットでは0にボールが落ちると負けになりますが、アメリカンルーレットには0以外に「00」の数字もあるため、リスクを減らすために避ける方が良いでしょう。0が一つだけで勝ちやすいヨーロピアンルーレットを選ぶのがおすすめです。

では、実際のプレイを見ていきましょう。

10ゲームプレイして5勝5敗の結果は以下の通りです。

ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $1 負け -$1 -$3
4 $1 勝ち $1 -$2
5 $3 勝ち $3 $1
6 $2 勝ち $2 $3
7 $6 勝ち $6 $9
8 $6 勝ち $6 $15
9 $6 負け -$6 $9
10 $1 負け -$1 $8

4ゲーム目から連勝してバーネット法が使えたので、5勝5敗の引き分けですが最終的に8ドルの利益で終えられました。8ゲーム目で5連勝した時にプレイを止めておけば利益は最大の15ドルでした。

バーネット法は連勝した時に効果を発揮するため、連勝したタイミングで止めると利益率が高くなります。

4連勝してバーネット法が1セット完了できた後は、通常はそのまま負けるまで6でかけ続けます。次の表は5連敗した後5連勝した時の結果です。

ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $1 負け -$1 -$3
4 $1 負け -$1 -$4
5 $1 負け -$1 -$5
6 $1 勝ち $1 -$4
7 $3 勝ち $3 -$1
8 $2 勝ち $2 $1
9 $6 勝ち $6 $7
10 $6 勝ち $6 $13

勝ったら6を賭け続けて利益を積み重ねられます。しかし6の後、また6を賭けて負けた場合は、失う額も大きくなります。

次の表は4連勝してバーネット法が使えた後に負けた4勝6敗の場合です。

ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $1 負け -$1 -$3
4 $1 負け -$1 -$4
5 $1 負け -$1 -$5
6 $1 勝ち $1 -$4
7 $3 勝ち $3 -$1
8 $2 勝ち $2 $1
9 $6 勝ち $6 $7
10 $6 負け -$6 $1

4勝6敗で負けが多くても、まだ1ドルの利益が残っており、マイナスにはなっていません。やはり4連勝できたバーネット法の効果はあります。

ただ、せっかく9ゲーム目で7ドルに増えていた利益が一気に1ドルに減ってしまいました。バーネット法で増えた利益をできるだけ減らさないよう、リスクを避けるにはバーネット法で6まで完了した後に、リセットして1から賭け直すという方法があります。

ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $1 負け -$1 -$3
4 $1 負け -$1 -$4
5 $1 負け -$1 -$5
6 $1 勝ち $1 -$4
7 $3 勝ち $3 -$1
8 $2 勝ち $2 $1
9 $6 勝ち $6 $7
10 $1 負け $1 $6

同じように4勝6敗ですが利益の減りを緩やかにすることができました。

リスクを減らしたい場合は、バーネット方が完了した後、リセットして1に戻すのがおすすめです。

ここまでのバーネット法の使い方のポイントをまとめます。

  • 1倍→3倍→2倍→6倍の順にベットする
  • 勝ったらバーネット法をスタートする
  • 負けた時には1に戻る
  • バーネット方が完了した後も6で賭け続けるかリセットするか決めておく
  • 引き際の見極めが大事(連勝したとき)

のめり込んでいくと、また勝てるかもしれないと思って途中で止めるのは勇気がいることです。ですが、負けが重なり始めるとせっかくの利益が減ってしまいますので、最大の利益を残せるタイミングで止めるのを忘れないようにしましょう。

バーネット法で勝てない時

バーネット法は最も堅実な攻略法と言われる一方で、「勝てない」という口コミもしばしば目にします。
では、どんなときに勝てないのでしょう?以下、勝てないケースを見ていきましょう。

  • 勝ち負けが交互に続くと勝てない
  • 勝ち負けが交互に続くとマイナスが少しずつ増え続けてしまいます。
ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 勝ち $1 $1
2 $3 負け -$3 -$2
3 $1 勝ち $1 -$1
4 $3 負け -$3 -$4
5 $1 勝ち $1 -$3

・連敗が続くと効果が出ない

バーネット法は連勝によって初めて効果が出るため、連敗が重なるとバーネット法が使えません。

ゲーム数 ベット額 勝敗 損益 累計損益
1 $1 負け -$1 -$1
2 $1 負け -$1 -$2
3 $1 負け -$1 -$3
4 $1 勝ち $1 -$2
5 $3 負け -$3 -$5

勝てない状況に陥ってしまった時はマイナスが膨らまないうちに切り上げるか、または他の攻略法に切り替えましょう。

バーネット法のメリット&デメリット

バーネット法のメリットとデメリットを紹介しましょう。

バーネット法のメリット

  • ルールがシンプルで覚えやすい
  • 連勝すると利益が増大する
  • 負けたら1に戻すことで、次の負けの損失を抑える
  • 長期戦に向く

バーネット法のデメリット

  • 一気に大きく勝ちたいには向いていない
  • 連勝が出ないと効果が発揮できない
  • 利益が増えるスピードがゆっくり
  • ちょっとずつ積み重ねていくのが面倒な人には楽しくない

バーネット法はどんな人に向いている攻略法?

バーネット法は守りの戦略とも言われ、大きな負けを作りたくない人、出来るだけリスクを抑えて着実に利益を積み重ねていきたい人に向いています。

なかなか連勝にならない時や、負けが重なると長期戦になる可能性もあります。そのため短期的に大きく勝ちたいという人には不向きなのでお気をつけください。長期的に楽しみたい人に適した攻略法です。

リスクが低いため、初心者の人や少ない資金の場合でも、1ドルずつかけてコツコツと取り組めます。もちろん資金に余裕がある人はバーネット法の倍率さえ守れば、大きいベット額でプレイすることも可能です。

バーネット法と似たような戦略グッドマン法があります。こちらは勝つ毎に1倍→2倍→3倍→5倍とベット金額を増額していくので、1235法とも呼ばれます。こちらもローリスクの戦略ですので、チェックしてみてください。

バーネット法もグッドマン法もローリスク・ローリターンの攻略法ですが、両者を比較すると、連勝時のリターンはバーネット法の方が大きくなるため、グッドマン法をローリスク・ローリターンとするなら、バーネット法はローリスク・ミドルリターンといえるかもしれません。

まとめ

オンラインカジノでバーネット法を利用すると、戦略的にプレイすることで勝率を上げ、利益を増やしていけます。

コツコツ利益を増やすバーネット法は、資金が潤沢ではない人でも利用できるため、数ある必勝法・攻略法の中でも人々から長く愛用され続けている戦略です。

勝っている時に利益を増やして、負けている時には損失を抑えるバーネット法の賭け方を活用してオンラインカジノのプレイを楽しんでくださいね。

連勝のタイミングで、または連敗が続きそうな時を見極めて引き際を決めておくことを忘れないようにしてください。リアルマネーカジノで遊ぶとき、やめ時を見失ってズルズル続けてしまうと失敗することもありますのでご注意くださいませ。

中島 香織 | 編集部
中島香織はオンラインカジノのエキスパートで、日本のオンラインカジノに5年以上携わっています。彼女はオンラインカジノのレビューと、新しいボーナス、プロモーション、そしてオンラインカジノが新しいプレイヤーを誘うために使うすべての無料特典に関する情報を共有することが大好きです。 好きなゲームはビデオスロットとルーレットです。

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