ダランベール法の戦略とシミュレーションで勝利を手にする方法
ダランベール法は18世紀頃から使用されている伝統的な攻略法です。ダランベール法はリスク許容度が低い人でも勝てる方法として現代でも愛用者がたくさんいます。この記事ではダランベール法について特徴をわかりやすくまとめました。ダランベール法の使い方も具体的に紹介しているので、すぐに使いこなせるようになります。他の攻略法との違いも解説するので、自分に合うベストな攻略法かどうかもぜひ考えてみてください。
ダランベール法とは? 特徴とポイントを解説
ダランベール法とはフランスの数学者ダランベールによって投資法として生み出された堅実な資金管理法です。投資リスクを下げて資産を着実に増やすための投資額の決め方を法則化したのがダランベール法です。カジノゲームにも投資と同様に増えるか、減るかという面があるのでダランベール法が応用されています。
ダランベール法では賭け金を以下のルールで増減させます。最初の賭け金は自由で、繰り返しゲームをプレイしていくことで利益を得ることを目指すのが特徴です。
- 勝ったら1ドル減らす
- 負けたら1ドル増やす
ダランベール法はローリスク・ローリターンの安全性が高い攻略法です。勝ったら賭け金を減らして大きなリスクを取らないようにします。そして、負けたときに少しだけ賭け金を増やして、負けた分を取り戻しやすくする戦略です。カジノで
着実に利益を出したいと思っている人にはダランベール法がおすすめです。
ダランベール法が使えるゲーム
ダランベール法は原則として配当率2倍のカジノゲームで使えます。原理的にはどのようなゲームでも資金管理の目的で使用できる方法ですが、カジノ攻略に使うなら還元率が高いゲームに使うのが最適です。勝率が50%近い以下のようなゲームに使いましょう。
- ブラックジャック
- バカラ
- ルーレット(イーブンベット)
- シックボー(イーブンベット)
- ドラゴンタイガー
ダランベール法の使い方 基本と実践
ダランベール法の使い方はシンプルなので誰でもできます。基本的なダランベール法の流れは以下の通りです。
- 最初の賭け金を決める
- ゲームをプレイする
- 勝ったら1ドル減らし、負けたら1ドル増やしてゲームをプレイする
ダランベールは実践シミュレーションをすると使い方がよくわかります。
例えば、ブラックジャックで10ドルを最初の賭け金として始めたとしましょう。初戦でディーラーがバーストして勝ったら、2ゲーム目では賭け金を1ドル減らして9ドルにします。
そして、2ゲーム目で自分がバーストしたとします。負けたら1ドル増やすのがダランベール法のルールなので、3ゲーム目では10ドルを賭けるというのが流れです。
以下のように勝ち負けを繰り返していって、損益がプラスのときにブラックジャックを終わりにすれば稼げます。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
1 | 10ドル | 勝 | +10ドル |
2 | 9ドル | 負 | +1ドル |
3 | 10ドル | 負 | -9ドル |
4 | 11ドル | 負 | -20ドル |
5 | 12ドル | 勝 | -8ドル |
6 | 11ドル | 勝 | +3ドル |
7 | 10ドル | 勝 | +13ドル |
8 | 9ドル | 負 | +4ドル |
ダランベール法のメリットとデメリット
ダランベール法はローリスク・ローリターンの攻略法なのがメリットにもデメリットにもなります。つまり、大きく稼ぐのは難しいというデメリットがある代わりに、大損をしないメリットもあるのです。
ここではダランベール法の攻略法としての性質を踏まえて、メリット・デメリットを深く掘り下げて説明します。
ダランベール法のメリット
ダランベール法は負けた分を取り戻しやすいのがメリットです。
例えば、ブラックジャックは勝率が50%近くまで上げられるのでダランベール法を使いやすいですが、ディーラーに3連敗してしまうようなときもあります。しかし、その後に勝ち始めると以下のように比較的簡単に挽回できます。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
1 | 10ドル | 負 | -10ドル |
2 | 11ドル | 負 | -21ドル |
3 | 12ドル | 負 | -33ドル |
4 | 13ドル | 勝 | -20ドル |
5 | 12ドル | 勝 | -8ドル |
6 | 11ドル | 負 | -19ドル |
7 | 12ドル | 勝 | -7ドル |
8 | 11ドル | 勝 | +4ドル |
基本的に、ダランベール法は勝ち負けの数が同じなら利益になるのがメリットです。負けた後に勝つと損失に比べて配当が大きくなるため、勝率50%で長期戦をすれば着実に利益を出せます。
ダランベール法のデメリット
連勝すると利益が減っていくのがダランベール法のデメリットです。いつまでもダラダラと続けてしまうと、これだけ勝ったのに悔しいという気持ちに駆られます。
例えば、以下のように3ドルから始めてブラックジャックをしたとすると6連勝もしたのに9ドルしか儲かっていないのがストレスになります。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
1 | 3ドル | 勝 | +3ドル |
2 | 2ドル | 勝 | +5ドル |
3 | 1ドル | 勝 | +6ドル |
4 | 1ドル | 勝 | +7ドル |
5 | 1ドル | 勝 | +8ドル |
6 | 1ドル | 勝 | +9ドル |
連敗しても賭け金が大幅に上がるわけではないのはダランベール法のメリットです。しかし、連勝しても儲かりにくいのは注意した方が良い点です。
ダランベール法の改良版
ダランベール法にはさまざまな改良版があります。ダランベール法のデメリットは連勝しても儲かりにくくなることです。デメリットを克服するために様々な改良版もあります。特にダランベール法を中断する以下の勝ち越しの条件を決める改良版がよく用いられています。
例えば、10ドルを賭け金としてゲームを始めて、賭け金が5ドルになったら勝ち越すという条件を定めます。条件を満たしたときにはリセットして、また新たに賭け金を決めて始めます。確率論的には勝率50%のゲームで連勝した後に連敗してしまうことはあり得るでしょう。一度、勝ち越して利益を懐に入れてから、仕切り直すと稼ぎやすくなります。
深掘りダランベール法 他の攻略法と比較してみよう
ダランベール法はブラックジャックなどの配当率2倍のゲームでよく用いられる攻略法ですが、他にも同じ種類のゲームに使える攻略法はたくさんあります。ここではダランベール法と似ている他の攻略法との違いを比較して解説します。
逆ダランベール法
逆ダランベール法はダランベール法とは正反対で、勝ったら1ドル増やし、負けたら1ドル減らす戦略です。勝ったときには次の賭け金が増えるので、連勝すれば儲かりますが、負けたら1勝1敗でも損をします。負けると賭け金を減らすので、次に勝ったとしても1ドルの損失が残ります。連勝すれば利益が大きくなり、連敗したときには損失を小さくできるため、連勝しやすい・連敗しやすいゲームに向いている方法です。
オスカーズグラインド法
オスカーズグラインド法は勝ったら1ドル増やし、負けたら賭け金を変えずにゲームを続ける攻略法です。最終的に利益が出るか、損失がなくなったら終わりにして仕切り直します。負けた分を勝った勢いで連勝して取り戻すのが基本的な考え方です。
連敗して損失が膨らんだ後も、賭け金を増やすので連勝して勝ち越せるチャンスがあります。連敗しても賭け金が増えないのがメリットですが、ダランベール法よりも利益を出しにくいのがデメリットです。
ダランベール法 まとめ
ダランベール法は投資法として生み出されたローリスク・ローリターンの攻略法です。ブラックジャックなどの配当率が2倍で、還元率の高いゲームに適しています。ダランベール法は勝ったら賭け金を減らし、負けたら賭け金を減らすというシンプルなルールで使えるので初心者にもおすすめです。賭け金が大きく変わることもなく、資金的な負担も小さい攻略法なので試してみてください。
FAQ
ダランベール法とはフランスの数学者ダランベールによって投資法として生み出された堅実な資金管理法です。ローリスク・ローリターンが特徴で、ブックメーカーやカジノなどのゲーム戦略として利用されています。
ダランベール法は、「大きく勝つ攻略法」ではなく、「負けない攻略法」といえます。
逆ダランベール法とダランベール法は、名前は似ていますが、性質は正反対です。逆ダランベール法では、勝ったら1ドル増やし、負けたら1ドル減らします。負けたときに賭け金を減らすため、次に勝ったとしても損失が残ります。ローリスク・ローリターンのダランベール法よりリスクの大きい攻略法です。連敗したときに損失を小さくできるため、連勝しやすい・連敗しやすいゲームに向いています。