ウィナーズ法 (Winners System)の解説:使い方、メリット・デメリット
今回は、効果的に使うために知っておくべきウィナーズ法のメリットとデメリット、どういう時に勝てないのかなど、初めての人にもわかりやすく紹介してまいります。
ウィナーズ法とは
ウィナーズ法は「ウィナーズ投資法」「ウィナーズベット法」とも呼ばれ、カジノゲーム以外にも、競馬、FXやバイナリーオプションなどにも応用されている投資法です。
ウィナーズ法には連敗後の連勝に強いという特徴があります。徐々に負けを取り戻し、ウィナーズ法が完了すると利益が出せる仕組みです。
数列を記録してベット額をコントロールしますのでメモが必要です。記録さえ間違わずに取れば、計算自体は難しくありません。初心者の人でも使えますのでご安心ください。
オンラインカジノの勝利戦略としてのウィナーズ法
今までたくさん生み出された必勝法や攻略法には、簡単に利用できるものから、複雑で慣れないと使いこなせないものまで、色々あります。ウィナーズ法はシンプルですが、正確に理解して利用する必要があります。
ルールさえ記憶すればすぐ使えるものは、ランドカジノでも実践しやすいのですが、勝敗を記録して数列や計算に基づいてベットする攻略法はメモが必要になります。
数式を使うウィナーズ法のような攻略法は、途中で間違ってしまうと効果が台無しです。
本場のカジノではメモやスマホを使うと注意されることがありますが、オンラインカジノなら紙とペンで計算しながらプレイできます。場の雰囲気や周りの目を気にすることなく、自由にプレイできるオンラインカジノはウィナーズ法を実践するには最適です。
オンラインカジノで利用する利点
- メモやマニュアルを見ながら試せる
- 勢いや場の雰囲気に流されない
- 無料プレイで練習ができる
それでは、連敗時に効果を発揮するウィナーズ法の使い方を見ていきましょう。
ウィナーズ法の使い方
ウィナーズ法が使えるカジノゲームは、勝率が約50%で2倍配当のゲームです。
- ルーレット(赤・黒、ハイ・ロー、奇数・偶数)
- バカラ
- ブラックジャック
- シックボー
プレイするテーブルを選ぶときは、出来るだけベット額の最低額と上限額の幅が広いものを選んでおくと良いでしょう。長期戦になった場合、上限額が低いとテーブルリミットに達してしまいプレイが続けられなくなる可能性があります。
ベット最低額が1ドル以下から設定されているテーブルもありますので、始める前にチェックしておきましょう。
ウィナーズ法のルール
2連敗するとウィナーズ法を開始します。1セット終了したら初期設定のベット額1ユニットに戻ります。覚えておくポイントは以下の5つです。
- 最低ベット額(1ユニット)を決める
- 負けたら次のゲームの数列に1を記入する(右端に足していく)
- 2連敗したあとウィナーズ法スタート
- 数列の左端の数字の2倍額をベットする
- 勝ったら数列の左端の数字を消す勝ちによって数列が全て消えたらウィナーズ法完了です。
勝ちによって数列が全て消えたらウィナーズ法完了です。
シミュレーションを見ると分かりやすいので、下の表をご覧ください。
ゲーム回数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 勝敗後の資金 |
1 | ↓負けを記入 | 1 | 負け | -1 |
2 | 1 | 1 | 負け | -2 |
3 | 1,1 | 2 | 勝ち | 0 |
4 | 1 | 2 | 勝ち | 2 |
5 | – | 1 | ←数列が消えてリセット |
1ゲーム目で負けたので、2ゲーム目の数列のところに負けたベット額1を書きました。
2ゲーム目も負けたので3ゲーム目の数列に1を足しました。(ウィナーズ法開始)
3ゲーム目は2連敗後なので数列の2倍額を賭けました。勝ったので数列の左端の数字を一つ消しました。
4ゲーム目も勝ったので数列が消えました。(ウィナーズ法完了)
5ゲーム目はリセットして初期ベット額に戻ります。
数列を書いたら単純で簡単なのですが、ただ、何も見ずに記憶だけで続けるとミスしてしまうこともあります。
上の例は数列が短く、すぐに負けを取り戻せましたが、連敗や勝ち負けが混在して数列が長くなってしまうと、頭の中だけでプレイするのはリスクがあります。
ウィナーズ法検証
次に、ヨーロピアンルーレットで最低ベット額を1ドルに設定し、赤・黒の黒に10回賭け続けた場合を検証してみましょう。
ゲーム回数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 勝敗後の資金 |
1 | – | 1 | 負け | -1 |
2 | 1 | 1 | 負け | -2 |
3 | 1,1 | 2 | 負け | -4 |
4 | 1,1,2 | 2 | 負け | -6 |
5 | 1,1,2,2 | 2 | 勝ち | -4 |
6 | 1,2,2 | 2 | 負け | -6 |
7 | 1,2,2,2 | 2 | 勝ち | -4 |
8 | 2,2,2 | 4 | 勝ち | 0 |
9 | 2,2 | 4 | 勝ち | 4 |
10 | 2 | 4 | 勝ち | 8 |
最初に連敗が続き、後半連勝により数列を消すことができました。5勝5敗、ウィナーズ法が完了でき、結果は8ドルプラスです。
逆に、ウィナーズ法の弱みが出てしまうシチュエーションもあります。
ゲーム回数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 勝敗後の資金 |
1 | – | 1 | 勝ち | 1 |
2 | – | 1 | 勝ち | 2 |
3 | – | 1 | 勝ち | 3 |
4 | – | 1 | 勝ち | 4 |
5 | – | 1 | 負け | 3 |
6 | 1 | 1 | 負け | 2 |
7 | 1,1 | 2 | 負け | 0 |
8 | 1,1,2 | 2 | 勝ち | 2 |
9 | 1,2 | 2 | 勝ち | 4 |
10 | 2,2 | 4 | 負け | 0 |
10回のゲームを終え、6勝4敗ですが利益が出ていません。これは、前半に連勝が続き、後半にウィナーズ法が完了できなかったため、勝ちの数が多いにもかかわらず、プラスにならなかったのです。
数列は残っていますが、9回目の2連勝後で止めておけば、最大のプラスで終えることができたことがわかります。
ウィナーズ投資法の損切り
ゲーム回数が増え、連敗や勝ち負けの交互が重なると、数列がなかなか消せないほど長くなってしまうことがあります。数列が長くなるとベット額がどんどん増えてしまいリスクが大きくなります。
数列が長くなり始めたら、どこかで損切りする見極めが必要になります。プレイ中にはずるずる止められなくなってしまうこともあります。
そのため、最初に自分のやめ時を設定しておくのも一つの手です。例えばですが、プレイするゲーム数を30回まで、数列が二桁になったらやめるなど、自分ルールを決めておくと引き際を見失わずリスクが防げるのではないでしょうか。
ウィナーズ法のメリット&デメリット
ウィナーズ法のメリット
- 連敗してもベット額が急激に増えない
- ウィナーズ法を完了できれば、負け分を回収して利益も確保できる
- 計算は数列を2倍にするだけでシンプル
複雑な計算を要する攻略法に比べると、ウィナーズ法は数列の左端を2倍してベットするだけなので間違えにくいです。
そして、連敗時の資金の減りは緩やかで、ウィナーズ法を完了した時には負けを回収し利益が確定するのは最大のメリットです。
ウィナーズ法のデメリット
- リセットできないと数列が長くなりすぎて完了が困難
- 勝ち負けが交互に続くとベット額が増大する
- 数列をメモする手間がある
数列によって導き出されるベット額を賭けていく方法なので、計算間違いをすると充分な効果が発揮できなくなります。
資金の減りが緩やかなメリットがある一方で、利益の伸びも緩やかなため、早く大きく稼ぎたい人にはまどろっこしく感じるかもしれません。
ウィナーズ法はどんな人に向いている攻略法?
ウィナーズ法はベット額の上昇が緩やかでリスクは比較的小さいと言われる攻略法です。
ただし数列が長くなると消すまでに長期戦になる可能性もあります。長期戦になるとベット額が大きくなってテーブルリミットに達してしまう弱点はありますが、上限の高いテーブルを選択することで回避できます。
長い数列を消せてウィナーズ法を完了できた時には、利益は大きくなります。大きく勝ちたい人は資金に余裕を持たせて用意した方が良いでしょう。
長期戦を前提とすると資金が豊富な人に向く戦略ですが、資金が少ない人は最小ベット額を1ドル以下で設定するなど、アレンジしてプレイすることも可能です。コツコツと長時間楽しむことができるでしょう。
逆にウィナーズ法で勝てない人は、
- 軍資金が少なすぎてウィナーズ法を完了する前に資金が尽きてしまう
- 数列の書きとめ、ベット額の計算を間違える
- 損切りするタイミングを決めていない
などの点があります。
注意してプレイしてくださいね。
ウィナーズ法の使用時の注意点
間違った使い方をして損をしないように、使用する際のポイントや注意点をご紹介します。
使えるゲームを覚えよう
ウィナーズ法は、一般的に勝率が50%前後で、配当が2倍になるゲームで使われます。
バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどで、赤か黒か、偶数か奇数かに賭けるときなどに使用できます。
ペンと紙を用意してください
ウィナーズメソッドを使用する際には、数字の並びを書き留めるためのペンと紙などの道具が必要です。
数試合しか勝てない場合は、ある程度覚えていてもいいのですが、長い試合に勝つと攻略法を進めるのが難しくなるので、必ずメモを取るようにしましょう。
勝ち負けの状況によって効果が変わる
メリット・デメリットの項目でも述べましたが、効果は状況によって変わります。
同じ5勝5敗でも、交互になることもあれば、連敗と連勝を繰り返すこともあります。
ウィナーズ法が最も効果的なのは、連敗した後に連勝した場合です。
十分な資金があるときに使う
ウィナーズ法はマーチンゲール法やココモ法とは異なり、一度の勝利で損失を取り戻すことができないため、それほど大きなリスクを負うことはありません。
しかし、状況によっては、一度に賭ける金額が大きくなることがあります。
このような状況が続くと、ある程度の資金が必要になりますので、余裕のあるときにだけ利用しましょう。
まとめ
負けを取り戻し、利益を確定できるカジノ攻略法として知られるウィナーズ法は投資にも用いられる戦略です。
ご自身の軍資金に合わせ、最小ベット額を調整したり、損切りポイントを決めておくなどアレンジしてプレイしてみてください。
また、一つの攻略法で万能に勝ち続けられるというものはありませんので、他の攻略法と組み合わせるなど、使える戦略を増やしながら楽しむのがおすすめです。
カジノゲームで有効な他の攻略法も紹介していますので、ぜひご覧ください。