スクリル (Skrill)の口座開設・入金・出金方法【6月2023年最新版】
スクリルはイギリスで誕生した電子決済サービスで、2001年に設立されたマネーブッカーズという企業によって提供されていました。その後、会社名を変更し、現在ではスクリルとなっています。
スクリルは、イギリスの銀行監督当局である「Financial Services Authority(英国金融サービス機構)」の認可を受けた信頼度の高いサービスであり、ヨーロッパを中心に多くの人に利用されています。その後2015年にネッテラーに買収され、現在まで英国大手のpaysafe社によって運営されるようになりました。
スクリルSkrillとは?
そんなスクリルは安全に資金を移動することができるため、オンラインカジノでの利用にも最適です。スクリルでは最高水準のSSLデジタル暗号化技術を使用しているため、安全な取引が保証されているのです。また、スクリルは決済スピードが速いことから多くの人から高く評価されているサービスとなっています。
しかし、2020年10月時点、スクリルは日本から撤退したため利用することができず、サイトも日本語で表示できなくなっています(2020年10月8日確認)。
スクリルは日本では使えない?
スクリルはほんの数年前までオンラインカジノでの入出金に使用できる電子決済サービスとして、日本人ユーザーの間でも人気を集めていました。しかし、2016年9月15日から、入出金など、日本でのギャンブルを目的とするあらゆるサービスの提供を停止、2016年10月16日からは日本人によるスクリルの利用は完全に禁止となりました。
その後、その状況が続いており、2020年10月現在でも日本国内からは一切利用することができません。
同時期に同じ親会社paysafeが提供する電子決済サービスであるネッテラーについても、サービス撤退に関するアナウンスがありました。ただし、ネッテラーの発表内容は「ギャンブルを目的とした決済方法として、ネッテラーは2016年9月15日を持って使用停止」だけであり、スクリルのように完全に日本市場から撤退したわけではありませんでした。
しかしその後、paysafeの方針が変更され、2020年4月からはネッテラーも日本からの利用が完全に禁止されるようなりました。
スクリルとネッテラーの情報はよく混同されがちなので、この点の違いをよく理解するようにしてください。
スクリルが日本から撤退した理由にはいろいろな憶測がありますが、親会社であるpaysafeの方針の転換が背景にあるようです。
これまでpaysafeは日本を含む多数の国に向けてサービスを提供してきました。しかし、2016年からはオンラインギャンブルがはっきりと合法とされている国にだけサービスを提供するという方針に変えたようです。
日本ではオンラインギャンブルに関する法律がなく、日本国内からのオンラインカジノの利用に関してはグレーゾーンとなっています。これが日本から撤退した理由だと考えられています。現在paysafeは、オンラインギャンブルが明確に合法とされている国のみにサービスを提供しています。
現在、日本国内からスクリルは使用することができません。しかし、海外に在住している場合は例外となり、従来のようにスクリルを利用することが可能です。
また、日本国内からでもVPNを使用すれば、引き続きスクリルを使用することができます。サーバーはIPアドレスで、ユーザーがどの国からアクセスしているかを確認しています。つまり、日本のIPアドレスからアクセスした場合、サービス適用外としてはじかれてしまうのです。そのため、VPNを利用して海外IPアドレスからアクセスをすれば、日本からのアクセスだということがばれないので、スクリルを利用することができるのです。
しかしこの方法はあくまで裏技であり、推奨されていません。どうしてもスクリルでなければいけない、という特別な理由がない限り、IPアドレスをごまかしてサービスを利用するのは避けましょう。
スクリルが使えるカジノはどこ?
日本からはすでに撤退してしまいましたが、海外では通常通り使用することができます。そのため、海外からであれば、スクリルは多数のオンラインカジノで使用することができるのです。
スクリルのアカウントはどうしたら良い?
2016年10月1日で日本におけるサービスの提供を廃止することが発表された時点で、スクリルからその時点での利用者に対し2016年9月30日までにアカウント内に残っている金額をすべて出金するように指示がありました。
公式サイトでは、その後のアカウントの扱いについては記載されていません。そのため、出金するのを忘れていていまだにアカウント内に資金がある、アカウントをどうしたらいいかわからない、という場合は、スクリルのカスタマーサポートにご連絡ください。
現在スクリルの公式サイトは日本語に対応していないので、その際は英語でのお問い合わせとなります。
スクリルに代わるお勧めの決済方法は何?
スクリルをオンラインカジノの入出金方法として利用していた場合は、その代わりの手段としてクレジットカード、銀行振り込みを利用するのが一番簡単です。
クレジットカードの場合、Visa、Mastercardが多くのオンラインカジノで使用することができます。また、日本人向けのサービスに力を入れている一部のオンラインカジノではJCBにも対応しています。
クレジットカードは入金にしか対応していませんが、銀行振り込みを利用すればオンラインカジノから出金することができます。
クレジットカードや銀行振り込みであれば、スクリルのように日本から撤退することがないので、長期的にオンラインカジノで使用することができます。
スクリル以外の電子決済サービスを利用するという方法もありますが、その場合は新しくアカウントを作成しなければいけないため、より身近なクレジットカードや銀行振り込みを利用するのが一番手軽でおすすめです。
まとめ
スクリルは日本で人気を集めていた電子決済サービスですが、残念ながら現在は日本から利用することができません。
また、スクリルと親会社が同じ決済方法であるネッテラーもスクリルと同じタイミングで日本での利用に規制をかけました。そして、2020年4月から完全に日本からの利用を禁止しています。
これらの電子決済サービスに関してはネット上にはいろいろな情報が拡散しており、古い情報が残っていることもあります。そのため、常に最新情報を確認するようにしてください。
前述のように、スクリルが日本から撤退したのは、親会社であるpaysafeがオンラインギャンブルが合法とされている国にだけサービスを提供する方針に変えたからだと考えられています。
日本では現在、「カジノ法案(IR整備法)」の導入が論じられています。この法案が通れば、スクリルやネッテラーもまた活用できるようになる可能性があるのです。
今のところ、日本からはスクリルを利用することはできませんが、エコペイズやヴィーナスポイントなどのその他の電子決済サービス、クレジットカード、仮想通貨など、他にも利用できるサービスはたくさんあります。オンラインカジノを利用する際には、これらの中からご自身に合ったものを選択しご活用ください。